結論|豊中市は「再開発の追い風はあるが、金利上昇で“価格の二極化”が進む」可能性が高い
豊中市の2025年公示地価は平均で前年比プラス(+4%台)と上昇基調です。一方で、日銀の追加利上げ観測が強く、住宅ローン金利(特に固定系)の上昇が現実に進んでいます。さらに人口は住民基本台帳ベースで2020年以降は減少傾向とされ、長期では需給の“地域差”が広がりやすい局面です。この3点を踏まえると、今後の豊中市は「駅近・再開発近接・管理良好」など条件の良い物件が強く、条件が弱い物件は伸びにくい(二極化)という見立てが最も現実的です。
はじめに|「上がる?下がる?」より“どこが強く、どこが弱いか”の時代
豊中市の不動産価格は、全国的な金利局面の変化に直撃されやすい一方、千里中央を中心とした再整備の話題が「住み替え需要」を支える材料にもなります。ここでは、断定的な“当て物”ではなく、再開発・金利・人口の3要因から、価格が動くメカニズムと、起こりやすいシナリオを整理します。
1. 2025年時点の土台|豊中市は上昇基調だが、ここからは“伸び方”が変わる
2025年の地価は前年比+4%台
豊中市の2025年公示地価(平均)は前年比で上昇(+4%台)と整理されています。この事実は「豊中市の需要がまだ強い」ことを示しますが、今後は金利が上がる局面に入っており、同じペースで上がり続ける前提は危険です。
2. 再開発要因|千里中央の“更新”は価格の下支えになりやすい
千里中央は「長期で街の機能を更新する」タイプ
千里中央地区では、官民連携で活性化基本計画(改定版)の実現に向けた検討が進められ、解体工事や道路など公共施設の改変を伴う“まちの変化”が周知されています。このタイプの再整備は、短期の急騰よりも「住み替えの理由」「売却時の説明材料」を増やし、駅勢圏の評価を底堅くしやすいのが特徴です。
価格に効きやすいのは“再開発そのもの”より生活利便の実感
再開発が価格に効くのは、「導線が良くなる」「生活施設の使い勝手が上がる」「駅前の安心感が増す」など、日常の便利さが上がったときです。千里中央・新千里東町・上新田のように生活圏が近いエリアは、波及的に評価されやすい一方、駅距離や動線が弱い場所は恩恵が限定的になります。
3. 金利要因|“買える人が減る”局面は、価格を一律に押し上げない
日銀の追加利上げ観測が強い
2026年に向けて日銀が追加利上げを行い政策金利がさらに上がる、という見通しが報じられています。この環境では、住宅ローンの返済可能額(借入可能額)が下がりやすく、価格は“上値が重くなる”のが一般的です。
住宅ローン金利は固定系が上がりやすい
2026年1月時点の住宅ローン固定金利引き上げ(メガバンクの例)が報じられており、購入判断に影響が出ています。金利が上がるほど、買主は「立地が良い」「管理が良い」「売りやすい」物件に集中し、そうでない物件は価格調整や売却期間の長期化が起こりやすくなります。
4. 人口要因|全体が減っても“便利な場所”に集まる
2020年以降は人口が減少傾向
住民基本台帳に基づく資料では、豊中市の人口は2020年以降、減少傾向とされています。この局面では「市全体が下がる」ではなく、“住み替えで選ばれる場所”に需要が寄る(集約)ことが多く、結果として価格の二極化が進みます。
5. 豊中市の不動産価格予測|起こりやすい3シナリオ
シナリオA(本命):横ばい〜緩やか上昇+二極化
再開発の下支えがある一方、金利上昇で買い手が厳選するため、「駅近・再開発近接・管理良好」は粘り、「条件が弱い物件」は伸びにくい。豊中市の“現実的な本線”です。
シナリオB(上振れ):再開発進捗が加速し、駅勢圏が強含む
千里中央の更新が生活の実感として出てくると、駅勢圏の評価が相対的に上がり、良い条件の物件は強く出ます(ただし金利が高いほど上振れは限定的)。
シナリオC(下振れ):利上げが早く強く、買い控えが増える
利上げのタイミングが早まり、固定金利も上がると、購入の意思決定が遅れやすくなります。この場合、売却は「相場の根拠(成約事例)に沿った価格」しか通りにくくなります。

【専門家コメント】
「豊中市は2025年時点で上昇基調ですが、これからは“全体が一緒に上がる”という相場ではなくなります。千里中央の再整備は下支え要因になりますが、金利上昇局面では買主がよりシビアになり、駅距離・生活動線・マンションなら管理状況で差が出ます。価格予測は当てに行くより、『自分の物件がどの評価ゾーンに入るか』を整理することが、売却でも購入でも一番の近道です。」― 株式会社みのパラ 代表取締役 田中 聡
よくある質問(FAQ)※10個
Q1. 豊中市の不動産価格は今後上がりますか?
A. 市全体で一律に上がるより、「条件の良い場所が強く、弱い場所は伸びにくい」二極化が進む可能性が高いです(2025年は上昇基調)。
Q2. 金利が上がると、価格は必ず下がりますか?
A. 必ずではありません。ただ借入可能額が下がるため、上値が重くなりやすいです。
Q3. 千里中央の再開発は価格に効きますか?
A. 効きますが“生活利便の実感”として効くため時間差があります。進捗情報が公開されています。
Q4. マンションと戸建て、どちらが強いですか?
A. 金利局面では「売りやすい条件」が強く、マンションなら管理・修繕、戸建てなら立地と土地条件で差が出やすいです。
Q5. 中古マンションは値崩れしますか?
A. 管理が良く駅距離が現実的な物件は粘りやすく、そうでない物件は価格調整が起こりやすいです。
Q6. 人口が減ると不動産は下がりますか?
A. 全体平均は重くなりやすい一方、便利な場所に需要が集まるため“場所の差”が広がりやすいです。
Q7. 2026年以降に売るなら、いつが良いですか?
A. 「金利が上がる前に」だけでなく、周辺の売り物件数(競合)と自分の期限で決めるのが安全です。
Q8. 価格予測より重要なことは?
A. 近隣成約事例、売り出し競合、そして物件の弱点(駅距離・管理・修繕・日当たり等)の補い方です。
Q9. 査定で気をつけることは?
A. 高い査定額より「根拠(事例)」「販売戦略」「価格調整の考え方」を説明できる会社を残すのが安全です。
Q10. 相談はどの段階がベストですか?
A. 「売るか迷っている」「相場だけ知りたい」段階がベストです。状況整理が早いほど選択肢が増えます。
まとめ|豊中市の価格は“再開発の下支え”と“金利の上値圧力”の綱引き
2025年は公示地価が上昇基調(+4%台)
千里中央の再整備は中長期の下支え(進捗公開あり)
一方で利上げ観測と固定金利上昇で、価格は二極化しやすい
人口は2020年以降減少傾向で、便利な場所への集約が進みやすい
会社概要
会社名:株式会社みのパラ
所在地:〒562-0001 大阪府箕面市箕面3丁目1-5
TEL:072-734-6407 FAX:072-734-6408
MAIL:info@minopara.co.jp
URL:https://www.minopara.co.jp/
営業時間:10:00~18:30 定休日:水曜日
代表者名:田中 聡
所属団体:(一社)大阪府宅地建物取引業協会/(公社)全国宅地建物取引業保証協会/(公社)近畿地区不動産公正取引協議会
免許番号:大阪府知事(2)第60090号
資本金:1000万円
事業内容:不動産仲介、売買、買取、賃貸、管理、セミナー運営、相続相談、高齢者向け住まい紹介事業者届出公表制度(22-0313)




