結論|“平均+7〜12%の価格上昇・−30%の販売期間短縮”が目安
リフォームを行った住宅は、全国平均で価格が約7〜12%上昇、販売期間は約30%短縮する傾向があります。
ただし、効果が大きいのは“表層リフォーム(印象改善)”であり、高額なフルリフォームは回収できないケースが多いのが実情です。
費用対効果の高い範囲で“印象と安心”を整えることが、最も合理的なリフォーム戦略です。
はじめに
「リフォームすれば高く売れる」と考える人は多いものの、実際どの程度違うのかを正確に把握している人は少ないでしょう。
国交省・不動産流通機構・各ポータルサイトのデータを基に分析すると、“売れやすさ”は確実に向上しますが、投資額を上回る利益を出すのは難しいことも分かっています。
この記事では、リフォーム前後での価格・販売期間・問い合わせ数の違いをデータで検証し、損しないリフォーム判断の基準を解説します。
リフォーム後の平均的な売却効果(全国データ)
| 項目 | 現状販売 | リフォーム後販売 | 効果差 |
|---|---|---|---|
| 平均成約価格(3000万円物件の場合) | 約2,700万円 | 約2,950〜3,100万円 | +7〜12% |
| 平均販売期間 | 約110日 | 約75日 | −30% |
| 問い合わせ件数 | 1.0倍(基準) | 約1.5倍 | +50% |
| 内覧→成約率 | 約9% | 約15% | +6pt |
出典:レインズ市場動向レポート(2024年度)/大手仲介会社調査より筆者集計
効果が出やすい“リフォームの範囲”とは?
リフォームの中でも、「見た目」と「清潔感」に直結する箇所が最も効果的です。
逆に、構造・配管などの高額リフォームは費用の割に評価されにくい傾向があります。
| リフォーム内容 | 平均費用 | 価格上昇率 | 販売短縮効果 | 費用回収率 |
|---|---|---|---|---|
| ハウスクリーニング+消臭 | 5〜8万円 | +3% | −15% | 約250% |
| クロス・床の張替え | 15〜25万円 | +5% | −20% | 約160% |
| キッチン・洗面交換 | 60〜100万円 | +8〜10% | −25% | 約90% |
| 外壁・屋根塗装 | 100〜150万円 | +5〜7% | −15% | 約70% |
| フルリフォーム(内装+設備) | 300〜500万円 | +10〜12% | −30% | 約50% |
👉 100万円の投資で70〜120万円上昇すれば成功ライン。
それを超えるリフォームは“見栄え投資”にとどまり、利益には直結しにくいです。
リフォームの有無で“購入者層”が変わる
| 買主タイプ | 現状販売を選ぶ理由 | リフォーム後を選ぶ理由 |
|---|---|---|
| 実需(自分で住む) | 自分好みに直したい | 即入居できる安心感 |
| 投資家・業者 | 仕入れ価格重視 | 利回り重視で軽度改修希望 |
| 高齢層 | 工事手配が面倒 | 手間がない即入居を優先 |
👉 リフォーム済み=手間が省ける・心理的安心という付加価値が成約を後押しします。
実例比較:築30年木造住宅(大阪府内)
| 項目 | リフォーム前 | リフォーム後 |
|---|---|---|
| 売出価格 | 1,880万円 | 2,080万円 |
| 成約価格 | 1,800万円 | 2,010万円 |
| 費用 | 90万円(壁紙・水回り簡易改修) | – |
| 販売期間 | 112日 | 68日 |
| 効果 | 売却益+120万円/期間−44日/回収率133% |
結論:「100万円以内の軽リフォーム」で価格+6〜8%、期間短縮効果大。
“やりすぎリフォーム”の落とし穴
・高額なリフォーム費が価格上昇に反映されない
・買主が「自分好みにしたい」と思う部分を潰してしまう
・リフォーム箇所が古く見えるまでに時間がかかる=在庫リスク増
👉 費用回収率が100%を切ると、“綺麗にしたのに損をする”典型例になります。
数字で見る「効果が最大化する条件」
| 条件 | 効果度(★5段階) | 解説 |
|---|---|---|
| 費用50〜150万円の表層リフォーム | ★★★★★ | 印象改善+早期売却の最適ゾーン |
| 人気エリア・駅徒歩圏 | ★★★★☆ | 見た目を整えるだけで価格上昇幅が大きい |
| 築20〜35年 | ★★★★☆ | 建て替え対象でない築古住宅は再販向き |
| 空き家・相続物件 | ★★★★☆ | 清潔感アップで購入検討数が増える |
| 構造劣化がある物件 | ★☆☆☆☆ | リフォームより買取・現状売りが有効 |
リフォーム効果を“最大化”する3つの工夫
- プロカメラマン撮影+晴天日内覧
写真映えで内覧予約率が2倍になるケースも。 - リフォーム箇所の明示と見積書添付
「いつ・どこを・いくらで直したか」が信頼につながる。 - 住宅診断(インスペクション)とのセット
見た目+性能の安心感で、心理的な購入ハードルを下げる。

専門家コメント
「リフォームは“売るため”ではなく、“見せるため”と捉えると成果が出ます。
100万円の投資で販売スピードが半分になれば、それだけで価格交渉の余地が減り、結果的に高値で売却できます。
大切なのは“費用対効果の最大化”と“やりすぎない判断”です。」
株式会社みのパラ 代表取締役 田中 聡
よくある質問(FAQ)
Q1. どんなリフォームが一番効果的?
→ 内装の表層リフォーム(壁紙・床・照明)が費用回収率が高いです。
Q2. リフォーム後に高く売れる保証はある?
→ 保証はありませんが、販売期間短縮効果は確実に見込めます。
Q3. リフォームとクリーニングの違いは?
→ クリーニングは“清潔感”、リフォームは“新しさ”の演出です。
Q4. 外壁塗装はやるべき?
→ 劣化が軽度なら不要。高額投資は回収が難しいです。
Q5. リフォーム後どのくらいで売るべき?
→ 3ヶ月以内が理想。時間が経つほど新鮮味が薄れます。
Q6. リフォーム費は経費になる?
→ 個人売却では経費扱い可。ただし領収書の保管が必須です。
Q7. 築40年でもリフォームすべき?
→ 土地価値が中心なら現状売り、建物価値が残るなら軽補修。
Q8. 部分リフォームの効果を測るには?
→ 見積と査定の“価格差”を比較し、+10%超なら実施価値あり。
Q9. DIYリフォームは評価される?
→ 基本的にはNG。仕上がり不安で逆効果になる場合も。
Q10. リフォーム業者の選び方は?
→ 不動産売却実績のある業者を選ぶと、コスト配分が的確です。
まとめ|数字で見る“正しいリフォーム判断”
・価格上昇は平均+7〜12%、販売期間は約30%短縮
・費用回収率100%を超えるのは“軽リフォーム+清掃”ゾーン
・見た目と安心感を整えるだけで十分に効果が出る
・フルリフォームは投資過多で逆効果になりやすい
・“印象を変えるためのリフォーム”が売却成功の鍵
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営業時間:10:00~18:30 定休日:水曜日
代表者名:田中 聡
所属団体:(一社)大阪府宅地建物取引業協会/(公社)全国宅地建物取引業保証協会/(公社)近畿地区不動産公正取引協議会
免許番号:大阪府知事(2)第60090号
資本金:1000万円
事業内容:不動産仲介、売買、買取、賃貸、管理、セミナー運営、相続相談、高齢者向け住まい紹介事業者届出公表制度(22-0313)




