法人名義の不動産を売る際の手続きと税務ポイント

結論|法人不動産の売却は「税金」と「社内手続き」で結果が決まる。個人売却と同じ感覚で進めるのは危険
法人名義の不動産は売却できますが、結論から言えば、個人売却よりも確認事項が多く、税務処理を誤ると大きな損失につながるのが実情です。
特に重要なのは、
・社内の意思決定手続き
・帳簿価格と税務処理
・売却益の扱い
この3点を最初に整理することです。


目次

はじめに|「法人の物件も普通に売れる」は半分正解

法人名義の不動産も、市場で売却できます。
しかし、
「個人と同じ流れで進めればいい」
という認識は危険です。
法人の場合、税務・会計・ガバナンスが絡み、準備不足がトラブルの原因になります。


法人名義不動産の売却は可能か

法律上は問題なく可能

・法人も売主になれる
・用途・種類の制限なし
・市場価格で売却可能
制度的な制限はありません。

ただし社内手続きが必須

代表者判断だけで進めると、
後から社内・株主トラブルになることもあります。


売却前に必ず確認すべき社内手続き

取締役会・株主総会の承認

・定款
・社内規程
により、承認が必要なケースがあります。

稟議・議事録の整備

売却理由・価格・条件を
書面で残すことが重要です。


税務上の最大ポイント

帳簿価格と売却価格の差

法人不動産では、
**帳簿価額(簿価)**が基準になります。

・売却価格 > 簿価 → 売却益
・売却価格 < 簿価 → 売却損

この差額が、法人税の課税対象です。


法人不動産売却にかかる税金

法人税・地方法人税

売却益は事業所得として課税されます。

消費税の扱い

・建物部分:課税対象
・土地部分:非課税
契約書の内訳記載が重要です。

印紙税・登録免許税

契約・登記に応じて発生します。


個人売却との決定的な違い

特別控除が使えない

個人で使える
・3,000万円控除
法人には適用不可です。

税率は一律

保有期間による
短期・長期の区別はありません。


売却タイミングで結果が変わる理由

決算期との関係

・利益が出ている期に売る
→ 税負担増
・赤字期に売る
→ 損益通算で税負担軽減
決算との兼ね合いが非常に重要です。

資金繰りへの影響

税金の支払い時期を
事前に把握しておく必要があります。


法人不動産売却でよくある失敗

税務相談を後回しにする

契約後では、
節税の選択肢がなくなるケースが多いです。

消費税の認識不足

建物価格の扱いで
後から追徴される事例があります。

社内合意不足

後日、
「なぜ売ったのか」
という問題に発展することも。


失敗しないための実践ポイント

事前に税理士へ相談

売却前にシミュレーションすることで、
税負担を把握できます。

契約書の内訳を明確に

土地・建物価格を分けて記載します。

専門家をチームで使う

不動産会社+税理士+司法書士
の連携が理想です。


専門家コメント

「法人不動産の売却は、価格よりも“税務設計”が結果を左右します。
売却を決める前に数字を整理できるかどうかが、最大の分かれ目です。」
― 株式会社みのパラ 代表取締役 田中 聡


よくある質問(FAQ)

Q1. 法人名義でも一般市場で売れる?

→ 問題なく売れます。

Q2. 代表者の判断だけで売却できる?

→ 社内承認が必要な場合があります。

Q3. 消費税は必ずかかる?

→ 建物部分のみ課税対象です。

Q4. 3,000万円控除は使える?

→ 法人では使えません。

Q5. 赤字でも税金はかかる?

→ 損益次第で軽減されます。

Q6. 決算前後どちらが有利?

→ 状況により異なります。

Q7. 簿価はどこで確認する?

→ 固定資産台帳です。

Q8. 売却損は使える?

→ 損金算入できます。

Q9. 税理士は必須?

→ 強く推奨されます。

Q10. 一番の注意点は?

→ 税務を後回しにしないことです。


まとめ|法人不動産の売却は「税務設計」がすべて

法人名義の不動産売却は、
売れるかどうかより、
どう売るか・いつ売るかが重要です。
事前準備と専門家連携が、
結果を大きく左右します。


不動産の売却・査定でお困りの方へ

「法人名義の物件をどう売るべきか迷っている」
「税金がどれくらい出るか知りたい」
そんな方は、株式会社みのパラにご相談ください。
法人特有の事情を踏まえ、最適な売却戦略をご提案します。


会社概要

会社名:株式会社みのパラ
所在地:〒562-0001 大阪府箕面市箕面3丁目1-5
TEL:072-734-6407
FAX:072-734-6408
MAIL:info@minopara.co.jp
URL:https://www.minopara.co.jp/
営業時間:10:00~18:30
定休日:水曜日
代表者名:田中 聡
所属団体:(一社)大阪府宅地建物取引業協会/(公社)全国宅地建物取引業保証協会/(公社)近畿地区不動産公正取引協議会
免許番号:大阪府知事(2)第60090号
資本金:1,000万円
事業内容:不動産仲介、売買、買取、賃貸、管理、セミナー運営、相続相談、高齢者向け住まい紹介事業

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