結論|「筆界特定は“境界トラブルを終わらせるための制度”。早めに使えば売却も相続も止まらない」
筆界があいまいなままでは、不動産の売却・相続・建築は前に進みません。
筆界特定は、裁判をせずに公的に“筆界(法的な境界)”を確定できる制度です。
手続きの流れと費用感を正しく理解しておけば、無駄な紛争や長期化を防げます。
はじめに
「境界がはっきりしない」と言われて困っていませんか
・隣地と境界の位置で揉めている
・売却前に「境界確定が必要」と言われた
・測量したら図面と合わなかった
・相続した土地の境界が不明確
こうした場面で検討されるのが筆界特定制度です。
結論から言えば、**筆界特定は境界問題の“現実的な解決策”**として非常に有効です。
筆界特定を理解するための3つの前提
・筆界と所有権界は別物
・筆界特定は裁判ではない
・結果には公的な証明力がある
この前提を押さえることで、制度の位置づけが明確になります。
筆界特定とは何か
筆界と所有権界の違い
まず混同されやすいポイントです。
・筆界:登記・公図などに基づく法的な土地の境界
・所有権界:当事者同士の合意で決める境界
筆界特定で確定するのは、あくまで筆界です。
「どちらの土地か」を最終判断する裁判とは役割が異なります。
筆界特定は裁判ではない
筆界特定は、法務局(筆界特定登記官)が行う行政手続きです。
そのため、
・訴訟より時間・費用負担が軽い
・感情的対立を最小限にできる
というメリットがあります。
筆界特定が必要になる代表的なケース
売却・相続・建築で止まりやすい場面
筆界特定が検討されるのは、次のようなケースです。
・境界立会いで合意できない
・隣地所有者が協力しない
・古い公図と現況が大きく違う
・相続人同士で境界認識が異なる
「話し合いが成立しない」段階で、筆界特定は有力な選択肢になります。
筆界特定の手続きの流れ
ステップ① 申請準備
まず、申請人(土地所有者)が準備します。
・対象土地の特定
・関係資料の収集
・土地家屋調査士への相談
専門家への事前相談は、ほぼ必須と考えてください。
ステップ② 法務局へ申請
管轄の法務局に筆界特定申請書を提出します。
この時点で、手続きが正式にスタートします。
ステップ③ 調査・意見聴取
筆界特定登記官と調査委員(調査士・弁護士等)が、
・登記簿・公図・地積測量図の調査
・現地調査
・関係者への意見聴取
を行います。
ステップ④ 筆界特定
調査結果を踏まえ、筆界特定書が作成され、筆界が特定されます。
これが最終結果となります。
筆界特定にかかる期間の目安
一般的な期間感
筆界特定は即日終わるものではありません。
・短いケース:6か月前後
・一般的:8か月〜1年程度
売却や相続の予定がある場合は、早めの着手が重要です。
筆界特定の費用相場
費用は大きく2種類に分かれる
筆界特定にかかる費用は、主に次の2つです。
① 法務局に納める手数料
・申請手数料:数千円程度
比較的少額です。
② 専門家(土地家屋調査士等)への報酬
ここが費用の中心になります。
・一般的な相場:30万円〜80万円前後
・複雑な案件:100万円超
土地の形状、資料の残り具合、隣地数によって大きく変わります。
筆界特定と境界確定測量の違い
どちらを選ぶべきか
混同されやすい2つを整理します。
・境界確定測量
→ 隣地所有者との合意が前提
・筆界特定
→ 合意できない場合の公的判断
話し合いが成立するなら測量、
成立しないなら筆界特定、
という使い分けが基本です。
筆界特定でよくある誤解
「筆界特定=所有権争いが終わる」ではない
筆界は確定しますが、
所有権そのものの争いは別途裁判になる可能性があります。
「必ず自分の主張が通る」わけではない
資料と客観性に基づいて判断されるため、
希望通りにならないケースもあります。
トラブルを防ぐための事前確認ポイント
筆界特定を検討する前に整理すべきこと
・本当に合意が不可能か
・売却・相続などの期限
・費用と期間を許容できるか
・専門家に相談済みか
これを整理したうえで進めると、後悔がありません。

専門家コメント
筆界特定は「最後の切り札」ではなく「現実的な選択肢」
「境界問題は、感情が絡むほど長期化します。
筆界特定は、感情論を切り離して整理できる非常に有効な制度です。」
― 株式会社みのパラ 代表取締役 田中 聡
【ここに「筆界特定の流れと注意点を解説するYouTube動画」を挿入】
よくある質問(FAQ)
Q1. 筆界特定は誰でも申請できますか?
土地所有者が申請できます。
Q2. 隣地所有者の同意は必要ですか?
不要です。意見聴取は行われます。
Q3. 必ず境界は決まりますか?
原則として決まります。
Q4. 費用は相手と折半ですか?
原則は申請者負担です。
Q5. 売却中でも申請できますか?
可能ですが、スケジュール調整が重要です。
Q6. 相続前でも使えますか?
条件次第ですが、可能なケースがあります。
Q7. 測量図がなくても申請できますか?
可能ですが、調査が複雑になります。
Q8. 結果に不満がある場合は?
裁判で争うことは可能です。
Q9. 筆界特定後に測量は必要ですか?
売却や登記には測量が必要になることがあります。
Q10. 一番大切なポイントは?
「早めに専門家へ相談すること」です。
まとめ|筆界特定は“境界問題を前に進める制度”
筆界特定を正しく使うためには、
・筆界の意味を理解する
・手続きと期間を把握する
・費用相場を知った上で進める
この3点が不可欠です。
境界問題は放置するほど解決が遠のきます。
筆界特定は、問題を終わらせるための現実的な一歩です。
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定休日:水曜日
代表者名:田中 聡
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