擁壁修繕費がかかる土地の売却戦略と価格設定

目次

結論|“修繕費=値引き要因”ではなく“安全性を確保できる安心材料”に変える

擁壁(ようへき)に修繕が必要な土地は、一見「売りにくい」「値下げが必須」と思われがちです。
しかし、点検・見積・説明をセットで行うだけで、買主の不安を大幅に軽減できます。
重要なのは「どんな状態なのか」「修繕にいくらかかるのか」を明確に伝えること。
費用を隠すより、“安全に使える土地にできる”という前向きな説明で信頼を得るのがコツです。


はじめに

「擁壁にひび割れがある」「古いブロックをやり替えないと危ない」──
そんな土地を売るとき、買主が気にするのは**“見えないリスク”**です。

実際には、擁壁が古くても点検・補修が可能であり、
修繕見積や構造証明書を提示すれば“安全な土地”として販売できます。

この記事では、擁壁の修繕費がかかる土地を
どう売るか・いくらで売るか・どう説明するかを詳しく解説します。


擁壁とは?修繕が必要になる原因

原因内容
経年劣化築30年以上でコンクリートのひび・鉄筋腐食が発生
排水不良水抜き穴の詰まりによる圧力増加
地盤変動地震・沈下による傾き・亀裂
不適格擁壁現行基準(建築基準法)に適合していない古い擁壁
劣化素材無筋ブロック積みなど、強度不足の構造

👉 築年数よりも“構造と管理状況”が修繕の要否を左右します。


擁壁修繕の費用相場

工事内容概要費用目安備考
ひび補修+防水塗装表面の軽度ひび割れ補修20〜50万円劣化初期段階
水抜き穴設置・排水改修排水性能改善30〜80万円湧水・雨水多い土地に多い
擁壁一部補修クラック・崩れ補修100〜200万円築30年以上が多い
擁壁全面やり替え新規鉄筋コンクリート擁壁300〜800万円高さ・延長で大きく変動
新設+確認申請新基準で設計・申請含む500〜1,000万円2m超で行政申請が必要

👉 “どのレベルの修繕か”を明確にすることで価格交渉を抑制できます。


売却前に行うべき3つのステップ

① 擁壁の状態を点検してもらう

・建築士または専門業者に点検を依頼。
・写真付き報告書で「どの部分が劣化しているか」を明示。

② 修繕見積を取得する

・軽微補修〜全面改修までの複数パターンを提示。
・「どの程度の費用が想定されるか」を買主に説明できるようにする。

③ 見積を販売資料に添付する

・「想定修繕費込みでこの価格」と明記。
・誠実な情報開示が信頼を生み、値下げ要請を防ぐ効果がある。


販売戦略の立て方

① 現況+修繕後のイメージを提示

・「今の状態」と「補修後の安全な状態」を図面や写真で比較。
・“リスク”ではなく“改善できる余地”として見せる。

② 安全性の証明を強調

・「構造計算済み」「建築士点検済み」といった表記を広告に掲載。
・“検査済み土地”という安心材料を打ち出す。

③ 修繕前提の価格設定

・「現況販売+修繕見積提示」「修繕後販売」の2パターンで検討。
・買主に“選べる余地”を与えることで交渉がスムーズに。


実際の販売事例(兵庫県宝塚市・擁壁付き土地)

項目改善前改善後(見積+報告書添付)
売出価格2,280万円2,380万円
成約価格2,050万円2,300万円
修繕見積なし180万円(排水・補修含む)
販売期間112日68日
効果+250万円/販売期間−44日/問い合わせ2.3倍

👉 “修繕内容を可視化”することで価格とスピードの両立に成功。


価格設定の考え方

要素内容ポイント
修繕費専門見積をもとに反映根拠を提示して交渉防止
安全性点検報告・構造証明書「リスクを管理できている土地」に
立地・形状坂地・接道条件修繕費を考慮した価格調整
表現方法「修繕必要」ではなく「補強計画あり」言葉の印象で評価が変わる

👉 価格は“下げるための材料”ではなく“納得してもらう根拠”として使う。


買主への説明例

「この土地は擁壁に一部補修が必要な箇所がありますが、
建築士による点検を行い、安全性の確認と修繕見積を取得済みです。
約180万円の補修で現行基準に近い状態にできます。
その費用を考慮したうえで販売価格を設定しております。」

👉 “危険”ではなく“安全にできる土地”という印象を与えるのがポイント。


専門家コメント

「擁壁の老朽化は、買主にとって最大の不安要素のひとつです。
しかし、事前に点検・見積・説明を行えば“リスクがコントロールされた土地”として評価されます。
大切なのは“修繕が必要”という事実より、“どう直せるか”を示すこと。
みのパラでは、擁壁点検・修繕見積・安全性説明書の作成まで一括対応し、
“信頼される販売資料”を整えます。」
株式会社みのパラ 代表取締役 田中 聡


よくある質問(FAQ)

Q1. 擁壁にひびがある土地は売れない?
→ 修繕見積や安全確認書を添えれば売却可能です。

Q2. 修繕費は誰が負担する?
→ 原則は買主負担ですが、価格に反映して調整するケースもあります。

Q3. 高さ2m以上の擁壁はどうすれば?
→ 確認申請・構造設計が必要です。専門士による確認をおすすめします。

Q4. 古いブロック擁壁でも販売できる?
→ 構造が不明な場合は「現況有姿」で販売し、補修案を提示しましょう。

Q5. 修繕せずに売るのは危険?
→ 可能ですが、説明不足はトラブルの原因になるため資料添付が必須です。

Q6. 買主が工事を希望する場合は?
→ 費用明示と工事内容を契約書に記載しておくと安全です。

Q7. 擁壁修繕見積はどこに依頼すればいい?
→ 土木業者または擁壁専門の構造業者に依頼可能です。

Q8. 修繕済み擁壁は価値が上がる?
→ 安全性が保証されるため、平坦地に近い価格で売却できます。

Q9. 点検費用はどれくらい?
→ 3〜10万円程度が目安です。写真付き報告書を依頼しましょう。

Q10. みのパラではどんなサポートをしてくれる?
→ 擁壁点検手配・修繕見積取得・安全性資料作成・広告文案までトータル対応します。


まとめ|“修繕が必要な擁壁”を“信頼できる土地”に変える3ステップ

・修繕内容と費用を明確にして“安心材料”として提示
・点検報告書と見積を添付して交渉を防ぐ
・価格設定は「減額」ではなく「根拠」を基準にする
・“修繕前提の安全計画”を示せば成約率が上がる
・誠実な情報開示こそ、擁壁付き土地の最大の価値

👉 “壊れている土地”ではなく、“安全に再生できる土地”として見せるのがプロの戦略です。


🏠 擁壁付き土地の売却・修繕相談は株式会社みのパラへ
擁壁点検・修繕見積・販売資料の作成まで一括対応。
“難しい土地”でも、安全性を見える化して納得の売却を実現します。
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営業時間:10:00~18:30 定休日:水曜日
代表者名:田中 聡
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免許番号:大阪府知事(2)第60090号
資本金:1000万円
事業内容:不動産仲介、売買、買取、賃貸、管理、セミナー運営、相続相談、高齢者向け住まい紹介事業者届出公表制度(22-0313)

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