崖地を売るための安全性説明と売主責任の整理

目次

結論|“危険を隠す”より“安全を説明する”。崖地は情報開示と対策説明で信頼を得る

崖地(がけち)は、「危険」「売れにくい」と思われがちですが、
安全性の根拠を示せば十分に売却可能な土地です。
買主が不安に感じるのは“崖の存在”そのものではなく、
「どこまで安全か」「誰が責任を取るのか」が不明なこと

つまり、売主が安全性を正確に説明し、
責任範囲を契約書で明確にしておけば、トラブルも価格下落も防げます。


はじめに

「崖の上にある土地だから売れないのでは?」
「崖条例があると言われたけど、どうすればいいのか分からない」
──そんな相談を多く受けます。

崖地は一見リスクが高そうですが、
専門的な調査・行政確認・説明書面の準備を行えば、
“安全を可視化できる土地”として販売できます。


崖地とは?建築・売却に関わる基本知識

項目内容
定義高さ2m以上のがけ(自然または人工)に接している土地
規制建築基準法 第25条「がけ条例」に基づき建築制限あり
リスク崩落・浸水・排水不良・擁壁老朽化
対策方法擁壁補強・法面保護・排水整備・地盤補強
想定買主景観・眺望を重視する層、建築家住宅志向の層

👉 “危険な土地”ではなく、“安全確認が必要な土地”と捉えることが重要です。


崖地に関する主なリスクと対応策

リスク内容対応策
崩落の可能性大雨・地震による土砂崩れ擁壁点検・法面防護・排水整備
建築制限崖から水平距離2m以内は建築不可(条例により異なる)建物配置・構造設計で回避
老朽化擁壁無筋・風化・排水不良構造計算・補強計画の提示
買主不安リスクが見えず敬遠される安全性説明書・行政確認書の添付

👉 リスクを“対策可能”として説明できれば、買主の印象は大きく変わります。


売却前に行うべき3つの準備

① 擁壁・法面の点検を行う

・建築士や土木技術者による現地点検を依頼。
・写真付き報告書で状態を明確にする。

② 行政への確認(がけ条例該当性)

・市区町村の建築指導課で「崖条例」該当範囲を確認。
・該当する場合は「建築制限・許可条件」を資料化。

③ 安全性説明書の作成

・点検報告・行政確認・修繕計画をまとめた資料を用意。
・契約時に買主へ渡すことでトラブル防止になる。


実際の販売事例(神奈川県逗子市・崖地を含む宅地)

項目改善前改善後(点検+行政確認)
売出価格3,280万円3,380万円
成約価格3,050万円3,330万円
擁壁点検報告なしあり(写真・構造判定付き)
行政確認書未提出がけ条例該当証明を添付
効果+280万円/成約期間短縮−40日/値下げ交渉ゼロ

👉 “危険を開示”した結果、逆に信頼が増し価格が維持できた。


売主の責任と説明義務

項目内容
瑕疵担保責任(契約不適合責任)崖や擁壁に重大な欠陥があり、買主が損害を被った場合に責任を負う可能性
告知義務崖の存在・がけ条例・擁壁の状態・過去の災害履歴を説明する義務
責任軽減策点検報告書や行政確認書を提示し、契約書に「現況有姿・告知済」と明記

👉 “知らなかった”では済まされないため、調査と説明で責任を明確化します。


価格設定のポイント

要素内容対応策
擁壁状態点検済 or 要補修修繕費を見積して価格に反映
崖条例制限建築可否を確認設計条件を販売資料に記載
景観価値眺望・通風などの魅力“高台の開放感”として加点
安全説明点検・行政書類の有無安全根拠があるほど価格維持可能

👉 “不安要素の排除”ではなく、“説明できる状態の整備”が価格を守ります。


買主への説明例

「この土地は崖条例の対象となっていますが、建築時に安全性を確保するための対策が明確になっています。
擁壁は専門業者が点検し、補修が必要な箇所は見積を取得済みです。
これらの情報をもとに、安全に建築できることを確認済みです。」

👉 “危険だから注意”ではなく、“安全性を確認済み”という伝え方が信頼を生みます。


専門家コメント

「崖地の売却では、“リスクを隠す”ことが最大のリスクです。
安全性を客観的に示す資料を整えることで、買主・行政・仲介業者すべてが安心できます。
擁壁点検・崖条例確認・排水対策の3点セットを整えておくことが、
“価格を下げない崖地売却”の鉄則です。
みのパラでは、崖地専門の調査・販売資料作成をワンストップで支援しています。」
株式会社みのパラ 代表取締役 田中 聡


よくある質問(FAQ)

Q1. 崖地は売れない?
→ 点検・行政確認・説明書を整えれば、十分に売却可能です。

Q2. がけ条例に該当すると建築できない?
→ 設計条件(基礎構造・離隔距離)を満たせば建築可能です。

Q3. 擁壁が古いまま売っても大丈夫?
→ 現況販売可能ですが、点検結果と補修見積を提示しましょう。

Q4. 崖崩れの履歴がある場合は?
→ 必ず告知し、補強や排水整備の履歴を添えることで信頼を保てます。

Q5. 責任を軽減するには?
→ 契約書に「現況有姿・重要事項説明済」と明記します。

Q6. 買主が安全性を疑ったら?
→ 点検報告書・行政回答・構造計算書を提示しましょう。

Q7. 行政確認にはどれくらいかかる?
→ 多くの自治体で1〜2週間程度です。

Q8. 崖上の排水対策も必要?
→ はい。排水不良は崩落原因になるため、見積と併せて説明します。

Q9. 崖地の価格はどれくらい下がる?
→ 一般的に平坦地より10〜30%下がりますが、説明資料があると差は縮まります。

Q10. みのパラではどんなサポートをしてくれる?
→ 擁壁・崖点検、行政確認代行、修繕見積、販売資料作成まで一括で対応します。


まとめ|“危険な土地”ではなく“安全性を説明できる土地”へ

・崖地は“リスク開示”が最大の信頼材料になる
・行政確認・点検・見積をセットで整える
・契約書で責任範囲を明確にすることでトラブル防止
・景観価値をプラス要素として訴求
・“危険”ではなく“確認済みで安全な土地”として販売

👉 誠実な情報開示が、崖地を安心して取引できる土地へと変えます。


🏠 崖地の売却・調査・説明資料作成は株式会社みのパラへ
がけ条例確認・擁壁点検・安全性資料・販売戦略までトータルサポート。
“危険を見せる”のではなく、“安全を証明する”崖地売却を実現します。
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営業時間:10:00~18:30 定休日:水曜日
代表者名:田中 聡
所属団体:(一社)大阪府宅地建物取引業協会/(公社)全国宅地建物取引業保証協会/(公社)近畿地区不動産公正取引協議会
免許番号:大阪府知事(2)第60090号
資本金:1000万円
事業内容:不動産仲介、売買、買取、賃貸、管理、セミナー運営、相続相談、高齢者向け住まい紹介事業者届出公表制度(22-0313)

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